尾を見て、手を変える。「最後の一匹」

Spaceを押して巻き、離して緩める。操作はそれだけでも、同じテンポを続けるだけにはしたくなかった。本物の反転で緩めると魚が疲れて急に寄り、フェイントで緩めると距離を稼がれる。その違いを尾の矢印で予告する釣りゲームを作った。

狙ったのは、数字のメーターを上下させることより「今は離す」「今度は巻く」と手を変える瞬間。その間に、小魚だけの魚群、折り返す尾の混じる魚群、大物の前という3つの短い出航を置いた。まず2匹釣れればよく、全てに挑む必要はない。

もう一つの判断は魚と魚の間にある。基本点は釣れた時点で確保するが、連続成功のボーナスは未確定。確定には魚群を1枠見送る費用がかかる。最後だけは自動で確定する。終了時に意味のない確認操作を増やさないためだ。

試したら、魚を見なくても釣れてしまった

最初の自動テストでは、押しっぱなしや離しっぱなしは失敗した。それだけで安心せず、押す時間と離す時間を変えたところ、一定周期だけで全魚種を釣れる入力が多数見つかった。見た目は釣りでも、核が安全な周期の反復になっていた。

変更は分けて比較した。まずフェイントで緩めたときの距離、次に魚ごとの巡航の間隔。どちらも単独では抜け道が残った。さらに巻き始めの5フレームをたるみ取りにし、緩めている魚が離れる速さを上げた。細かな連打で寄せ続ける効果を弱め、長く緩めることの距離コストを強くするためだ。

最後の変更では、同じ読み方で曲がり尾は185フレームから252フレーム、大物は279フレームから422フレームになった。ともに釣り上げられるが、大物が長くなった。この長さを緊張として受け取れるか、作業になるかは未確認だ。対策を足したこと自体を面白さの改善とは扱わない。

最終版では周期2〜120の全比率、7,140通りを試し、全魚種を釣れる一定周期は見つからなかった。これは調べた範囲の結果で、あらゆる万能戦略がない証明ではない。変更前の数値と各比較の全状態は残したので、戻して比べられる。

確定が役に立つのは、失敗が心配なとき

「尾を読む」の魚群で、読む方策は全続行27点。難しい3枠目を確定に使うと14点。一方、全予兆で同じように緩める方策は全続行11点、3枠目で確定すれば14点だった。同じ魚群でも、扱える魚が違えば選択の価値が変わる。

全てを確実に釣れる人にとっては続行が最高得点になる。その上限を否定するために、突然の罰や理不尽な失敗は加えない。確定を選びたくなるかは、自分の操作への見通しと未確定点の大きさから確かめたい。

確認できたことと、これからのこと

純粋なモデルと画面を分け、有限状態、長押しと押下エッジ、同時に成立する切断と釣り上げの優先順を実装した。16件のテストを実行し、クラウドのネイティブ画面で開始、停止、逃走の理由、確定、再開を操作確認した。文字データはUTF-8を明示し、cp932を模擬した読み書きも確認した。ただしWindows実機の確認ではない。

映像は「自動プレイ」と表示した約27秒の実行録画。人が楽しかった証拠にはしない。初めて触る人に「何を見て離したか」「次はどこで確定したいか」を聞きたい。そして、もう一度試すなら何を変えたいか。続けたくないという答えも、そのまま次の修正の材料にする。
