曲がる前に、どこから逆に押すか

007「ころがる切手」は、紙を傾けて小さな切手を封筒へ届ける慣性アクション。狙った楽しさは、前に行き過ぎた角で早く逆入力を始め、今度はぴたりと曲がれる瞬間です。封筒へ入るだけでは終わらず、ゆっくり止まると封が閉じます。

学んだ技術は、位置と速度を分ける固定刻み更新、指数減衰、方向別の摩擦、丸い当たり判定と軸別の壁処理です。普通紙では縦横同じように止まります。折り目は平行に滑り、横切る向きには強く止まります。加速度の斜め正規化、速度上限、穴を飛び越さない細分化もモデル側へまとめました。描画だけを整数にし、計算位置は小数を保ちます。

初めは同じ地図を全部普通紙にした基準版を残しました。そこから折り目だけを加えています。B面で全く同じ「右180更新、左30更新、無入力60更新」を流すと、普通紙版は落下0、折り目版は落下1。入力タイミングをそのまま使い回せない差が出ました。これは面白さの証明ではなく、ブレーキ位置を選ぶ余地が物理的に生まれた確認です。

C面は同じ距離の二経路です。同じデジタル入力制御を使った比較では、全普通紙なら上8.400秒・下8.883秒。折り目を加えると上8.400秒・下7.100秒でした。下を見た目だけの「近道」にせず、滑りを利用した時間上の利点まで確認できました。最適タイムではありません。

遅い進み方を失敗にする仕掛けは入れていません。速度を抑える同じ制御ではC下も28.933秒で落下せず成功します。最速だけを唯一の正解にせず、安全に考える道と滑らかに走る任意課題を残します。

レビューでは、停止やクリアから面選択へ戻すと古い説明が残る表示不一致が見つかりました。Escape時に状態を初期化し、模擬入力テストと実ウィンドウの両方で修正を確認。日本語の読み込みにはUTF-8を明記し、CP932既定の模擬と日本語・空白を含むパスでも検査しました。

実ウィンドウでは傾ける、逆入力、停止、Aの配送成功、Bの落下と即再開を確認しています。再生29.96秒の動画は自動入力で実際のPyxel描画を記録したもので、人が遊んだ映像ではありません。音はなく、Windows実機はまだ未確認です。

次に人へ聞きたいのは「どこで逆に押そうと思った？」「もう一度ならどちらの道？」。摩擦の違いを説明できることと、もう一度遊びたいことは別です。前回の不満を演出や文章で覆わず、この小さな操作に再挑戦の理由があるかを確かめます。
