【公開前のnote原稿】
題: 花に降らせる2滴と、水門に残す1滴。Pyxel「ひと箱の天気」

花へ水を運びたい。でも全部を雲へ戻すと、花の上の門が閉じてしまう。
「ひと箱の天気」は、降らせる場所と残す場所を選ぶ、3つの小さな天気箱です。

左右で雲を動かし、上の日差しで皿から1滴を雲へ、下で雨を1滴。
水は新しく生まれません。屋根に当たった雨は受け皿へ、受け止められない雨は底の樋で源へ戻ります。
花の土に2滴が入れば開花。最後の箱だけは、別の皿にも1滴を残して水門を開きます。

添付映像は自動入力による機能確認です。実際のPyxel描画を記録した約25秒の無音映像で、人の試遊動画ではありません。
真ん中の箱では、花の真上へ降らせた雨が屋根を伝って受け皿へ。そこから日差しで回収し、右の取入口へ運び直す様子が見えます。
最後の箱では、開閉皿へ置いた1滴が、残り2滴の通り道を開きます。

実装の中心は、水を順番に書き換えないことでした。
1小刻みの移送を旧配列から決め、新配列へ足し合わせます。同じ皿に2本の流れが来ても、走査順で片方を消しません。あふれは次の小刻みに処理し、雲と全皿の総量を毎回確かめています。
描画や時間から切り離したモデルなので、同じ操作列を再生し、全量を含めて一手戻せます。

比較用に、最後の箱の門だけを常時開く基準も作りました。配置、水3滴、雲の容量は同じです。
常時開門ではKを空のまま8行動で成功。K連動では1滴を残して10行動で成功し、同じ直送手順では雨が源へ戻ります。両方の可解性を全探索で確認しました。
この差は「離れた場所に残す水が、次の道を保つ」という設計を確かめる材料です。

まとめて運ぶ方法も、1滴ずつ安全に往復する方法も認めています。間違えた雨で残機や水を失うことはありません。
一方、初見で水路が読めるか、戻して試すことが面白いかは人による確認待ちです。次は「なぜその1滴を回収しなかった？」を聞いてみたいと思います。

技術確認: 3箱可解、水量保存、入力・戻す・再開、クラウドLinuxの実操作。
未確認: 人の楽しさ、Windows/macOS実機。音は実装していません。
