満員の船が、いちばん早いとは限らない。

「小さな渡し船」は、3つの港と定員3人の小さな船のゲームです。
深い航路なら何人でも定員まで運べますが、2刻かかります。浅瀬の近道は1刻。乗れる人数は、出発時の潮で決まります。
いつ出るか、誰を乗せるか、どの便にするか。その三つが同じ判断にならないよう、3つの状況を作りました。

Aでは一席で先に出ると、3人とも希望時刻に届きます。後の客を待ってからまとめると、一人は遅れますが航行は3回から2回へ減ります。全員を運び終わる時刻は、どちらも4です。
Bでは満員の深水便に価値があります。浅瀬を待たずに3人で出て、途中からの客も含めて全員を希望内で届けられました。
Cでは帰りの乗客を最初の立ち寄りで乗せず、次に戻る便で拾う手順が見つかりました。全員希望内なら6刻。1人の遅れを許して5刻で終える別案もあります。

希望に遅れても、客を消したり航行不能にしたりはしません。「安全にゆっくり届け切る」も完走です。
積み替えは時間を使わず、同じ人を何度触っても人数や得点は増えません。

比較用には浅瀬を常に3人まで通れる変種を用意しました。変えたのは出発条件だけ。旧版として見せるものではありません。
実装の状態探索、所有の保存、巻き戻し、停止からの操作復帰を検査し、実Pyxel描画を自動入力・無音で収録しました。
人に聞いてみたいのは「空席で出た理由は？」「待つより深い道がよかった便は？」です。面白さについては人による確認を待っています。
