たくさん採れる花より、次の花を咲かせる一滴。

「蜜蜂の引っ越し」は、二匹の蜂と横七区画の小さな庭です。
花の蜜を採り切ると、根でつながった芽が二刻後に開きます。
近い花を選ぶだけでも無駄ではありません。でも、蜜が一滴だけの花を先に空にすると、遠くの花を早く起こせることがあります。

作るときに分けたのは、予約、蜂の荷、巣に届いた蜜の三つでした。
同じ最後の一滴を二匹が採らない。巣へ帰るまで移転費に使えない。
その区別が、花壇の時間と引っ越す場所を考える材料になっています。

自動方策では、Bの近い花優先が14刻、小さい花優先が12刻で成功しました。
Aは移転なし15刻、一度移転12刻。Cは移転なし20刻、一度移転13刻。
最短解の証明ではありません。遠くへ安全に通う方法にも、蜜を節約する意味を残しました。

比較用変種ではBのcだけを初めから開花させます。データと採集規則は同じです。
これは制作史上の旧版ではなく、開花の連鎖が行先の理由にどう関わるかを見る実験です。
両版とも完走できます。結果と操作列はexperiment_results.jsonに残しました。

同梱動画はPyxelの実描画に自動入力した無音の記録。元の749フレームを一枚ずつ30fpsで収録し、24.966667秒です。
技術検査とLinuxでの実キー操作は実施しました。この作品について、人が楽しかったという評価はまだありません。
遊んだあとには、「近い花より先に、なぜあの小さい花を選んだ？」「移転費の一滴を使う価値はあった？」を聞きたいです。
