返事は届いた。でも、その「ここ」は一歩前の場所だった。

「返事の遅い無線」は、相手の現在地と、返事の言葉の時刻を分けて考える小さなゲームです。
質問を送ると一刻後に届き、二刻後に返信が戻ります。同じ時計で相手も歩くので、返事が正しくても古いことがあります。

大切にしたのは、調べない安全策も成立すること。安全な道を先に知らせれば、全ての初期候補を帰還させられます。橋は早い場面がある反面、返事を読んでいる間に開通窓が終わる場面もあります。
三つ目は、待たせる工夫が速さに結び付かない配置です。検査結果に合わせて「止めるのが正解」に改造せず、そのまま見守る判断を残しました。

学習の中心は、不変の状態と純粋な更新関数、一本道ではない経路選択、通信中のundo、届いた情報だけで候補を絞る仕組みです。全合法列の到達性と、実Pyxel映像を別に確認しています。

自動検査に通っても、分かりやすさや面白さはまだ人の確認待ち。「遅れを読めた」と感じるか、「待たされた」と感じるかを聞いて、次の改善へつなげます。
