食べ残しのひと粒から、小さな住人が増えた。

076「紙の水族館」は、魚を二匹飼う八刻の小さなシミュレーションです。餌をどこへ落とすか決め、魚が集まり、住処の中にミジンコが残る。その関係を眺める遊びを目指しています。

紙の水槽には、現実の飼育とは違う簡単な規則があります。魚は餌を先に食べ、なければ住処の外にいるミジンコを食べます。残った餌は二刻目に消えますが、住処がある場所では藻になり、藻を食べて住人が増えます。緑がすぐ消えても、その刻に「藻が増えた」「ミジンコが増えた」の両方を残しました。

全部の関係を起こさなくても、世話はできます。魚へ直接餌をあげる簡単な方法も基本達成です。初期の住処を動かさず、中央に二粒ずつ五回、その後三回待つ方法は、三つの水槽で成立しました。さらに観察したい人には、魚を別の場所へ誘い、隠れ家に餌を残す方法があります。

検査では、同じ入力で同じ状態になること、漂流で住人が勝手に増えないこと、食事と出生の順番、餌予算、undoなどを確認しました。藻化だけを止めた比較版でも、同じ基本目標に到達できます。

実際のPyxelから撮った映像は自動操作・無音です。機能が成立したことと、眺め続けたいと人が感じることは別。面白さの確認はこれからです。数値を開く前に何に気づいたか、世話が終わっても見ていたい関係があったかを聞いてみたいです。
